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イオンファンタジー/売上高5%減、営業利益17.8%増

2009年09月29日 / 決算

イオンファンタジーが9月29日発表した2010年2月期第2四半期業績によると、売上高は229億3500万円(前年同月比5.3%減)、営業利益14億7200万円(17.8%増)、経常利益14億円(7.9%増)、当期利益6億7000万円(6.4%増)となった。

コアターゲットである3歳から7歳を対象とした売場の再強化に向け、キッズメダルの拡大や大型遊具・体感ゲームを中心としたファミリー部門の再構築による部門構造改革に着手した。カードゲームでは、国内最大シェアのメリットを活かした、独自イベントの開催や人気カードゲーム機の増台を進め、計画を上回る売上を確保した。

遊戯機械部門については、部門構造改革に着手した店舗は一定の売上向上を実現した。だが、クレーンゲームの予想以上の売上の落ち込みで、遊戯機械部門の売上の底上げは不可能だった。今後は、構造改革に未着手の店舗を中心に既存店投資を進めていく。

海外事業については、香港で2店舗の業務指導出店を行い、香港で3店舗体制、マレーシアで15店舗体制となった。

国内の店舗数については、5店舗の新規出店と5店舗の赤字店舗の閉鎖を行い、直営合計340店舗となった。

既存店売上高伸び率は9.8%減となったが、部門構造改革の結果として、クレーンゲームの景品原価の大幅削減や時間外労働の削減など、店舗管理レベルの向上による営業原価の圧縮で、売上総利益を確保した。コストコントロールによる本部販管費の圧縮などで利益計画を上回ることができた。

第3、第4四半期は、第2四半期累計期間で部門構造改革に未着手の店舗の中で、投資効果の期待できる店舗を中心に、キッズメダル、カードゲーム、体感ゲームなどの改廃を行う。

通期の業績予想は、売上高467億8000万円、営業利益36億8000万円、経常利益37億5000万円、当期利益19億5000万円の見通し。

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