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イオン北海道/2009年2月期の売上高6.3%増、当期損失20億円

2009年04月06日 / 決算

イオン北海道が4月6日発表した2009年2月期連結業績によると、売上高1568億5000万円(前年同月比6.3%増)、営業利益16億4700万円(30.2%減)、経常利益9億3100万円(32.7%減)、当期損失20億1300万円(前期は35億8500万円の黒字)となった。

システム入れ替えに伴うソフトウェアの除去損・リース解約損などで16億6600万円、シンジケートローンのリファイナンスに伴う解約損4億7000万円、減損損失3億6100万円を含めた特別損失29億2600万円を計上したことが影響して、赤字となった。

部門別にみると、衣料部門は、社会行事関連商材の強化を実施した。ランドセルやひな人形など社会行事に連動した商品は伸長したが、主力の婦人衣料を筆頭に全グループで苦戦した。ブランドショップなど単価の高い商品が販売不振となるなか、値ごろ感のある実用衣料の拡販体制が十分に整っていないなど、顧客の生活防衛意識に対する対応が十分とれなかったことも影響して、売上高は401億5700万円(10.9%増)となった。

食品部門は、ユーザーの価格に対する意識が一層高まっていることもあり、トップバリュ商品の拡販や値下げを行った。内食傾向の強まりという追い風もあって、リカーや加工食品の売上は拡大したが、牛肉、鮮魚、果実などの販売は不振だった。既存店の客数はほぼ前年並みを維持した。生活防衛意識から購入金額が下落したため、売上高は830億9700万円(21.8%増)。

住居余暇部門に関しては、トップバリュ商品の拡販や値下げに傾注した。エコ意識の高まりから、家庭でできるエコ商品の拡充を図った。自転車やコタツなどの補助暖房商品の販売は好調だった。AV(オーディオ・ビジュアル)や家電の売上は振るわず、売上高は311億2百万円(22.0%増)だった。

2010年2月期の連結業績予想は、売上高1510億円、営業利益17億2000万円、経常利益9億3100万円、当期利益2億2000万円を見込んでいる。

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