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カネ美食品/各事業で高収益、営業利益61.7%増

2008年11月11日 / 決算

カネ美食品が11月10日に発表した2009年3月期第2四半期決算によると、売上高は444億4600万円(前期比6.1%増)、営業利益16億2800万円(61.7%増)、経常利益17億100万円(58.9%増)、当期利益9億4900万円(前期は8600万円の当期損失)と増収増益を記録した。

同期は、総合惣菜店舗ほか3店舗を新規出店し、3店舗を閉鎖。期末店舗数は304店舗となった。このほか、新設店舗に揚げ物バイキングコーナーを設け、商品カテゴリーを拡充し集客に努めた。既存店舗の売上高は0.1%増と横ばいで推移してたが、閉鎖店舗の減少要因でテナント事業売上高は212億1600万円(0.3%減)で推移した。

外販事業はおにぎりの新製品投入・リニューアルを実施。前年度に稼働した4工場が引き続き貢献し、売上高は232億1000万円(12.8%増)となった。炊飯事業の売上高は1900万円(50.5%増)の大幅増を確保した。

利益面では、店舗ごとに値引き・廃棄率のデータを見直し製造量の適正化に生かした。これでテナント事業の営業利益は15億3600万円(7.6%増)で推移した。外販事業は、製品リニューアルに伴う工程改善、製品原価率低減を図り、5億3500万円(2100万円の営業損失)を確保。炊飯事業はテナント事業向けの内部売上高減少で2900万円(8.1%減)に終わった。

通期は第2四半期の好調さが持続すると見込み、業績予測を上方修正した。修正後の予測売上高は886億9600万円(当初予測より1.18%増)、営業利益31億1800円(15.68%増)、経常利益32億4600万円(14.43%増)、当期利益17億5200万円(10.97%増)を見込んでいる。

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