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デリカフーズ/物流網の再構築、国産野菜へ切り替えたものの、当期利益4.3%減

2008年11月11日 / 決算

デリカフーズが11月10日に発表した2009年3月期第2四半期決算によると、売上高は100億3600万円(前年同期比4.6%増)、営業利益は3億3200万円(1.1%増)、経常利益は3億2200万円(3.2%減)、当期利益は1億8800万円(4.3%減)となった。

原油やガソリンの急激な高騰による物流費や資材費などの上昇や、国産野菜の需要集中による一時的な原価率の上昇があったが、物流網の再構築や販売価格の改定、契約産地との安定供給体制の強化によって短期間での収益改善を行うことができた。

また、昨年竣工した大阪デリカフーズ兵庫工場が売上と経常利益面で順調な伸びを示しているほか、東京デリカフーズ横浜センターで新規商品として製造販売を開始している過熱野菜についても、売上と経常利益が軌道に乗り始めた。

さらに、各子会社で取り組んだ原価低減(コスト削減)や、契約栽培面積の拡大による国産野菜への切り替えが順調に進んだことも収益面に貢献した。

部門別の状況をみると、カット野菜部門では、生産コストの削減と国産原料の安定調達によって、原価率を下げることができた。このため、売上高は31億3639万円で、仕入高は14億9405万円。

ホール野菜部門では、新規顧客の獲得と大手既存顧客の売上拡大が売上を伸ばし、売上高は55億3259万円、仕入高は38億5555万円。

通期の見通しでは、売上高は201億円、営業利益は6億8400万円、経常利益は6億5000万円、当期利益は3億7000万円を見込んでいる。

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