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キーコーヒー/レギュラーコーヒーの販売減で売上高5.3%減、営業利益17.8%減

2009年07月27日 / 決算

キーコーヒーが7月27日に発表した2010年3月期第1四半期決算によると、売上高は128億6900万円(前年同期比5.3%減)、営業利益2億9700万円(17.8%減)、経常利益3億6100万円(18.0%減)、当期利益1億8800万円(20.7%)となった。

事業別の概況は、コーヒー関連事業で新しいコーヒー需要の創出に繋げるために、一人前のコーヒーを個包装したコーヒーの新抽出システム「SOFT PODシステム」の設置ロケーションの開拓に取組んだ。

自家焙煎システム「ショップ・ロースティング・システム」は、4月に首都圏、6月に近畿圏で同システムを導入した店舗がオープンした。業務用市場では、高付加価値商品である「トアルコ トラジャ コーヒー」や「氷温熟成珈琲」、新発売の「有機栽培珈琲リキッド」の拡販活動を進めた。

また、取引先の売上げ向上の支援策として「ワールドカレーフェア」や「インドカレーフェア」を提案し、プロジーヌブランドのカレー新商品も発売した。

家庭用市場では、商品カテゴリー別に新商品の投入やリニューアルを行った。ドリップオンシリーズでは「バラエティパック」の中身に新アイテムを詰め合わせ、。バラエティー感の向上を図ったほか、真空パックシリーズで「有機栽培アイスコーヒー」を新発売。

また、フレキシブルパックシリーズには「GRAND ROAST」にアイスコーヒー商品を投入した。直営のキーコーヒーショップでは、希少性の高いコーヒーの提案や人気のあるスウィーツの取扱いなどを推進し、収益性の向上を図った。

原料用市場ではレギュラーコーヒーの販売金額と数量が前年を下回った。キーコーヒーコミュニケーションズは、オフィスサービス事業でコーヒーのカップ自動販売機やSOFT PODシステムの設置に注力し、通販事業はKEY COFFEE通販倶楽部の会員増加策を推進。コーヒー関連事業の売上高は111億300万円(6.4%減)、営業利益は3億4200万円(31.2%減)となった。

飲食関連事業では、イタリアントマトで創業30周年を記念したプレミアムスウィーツとして「沖縄黒糖極ロール」、「生キャラメルプリン」を発売した。

また、「カフェ・ヴィゴーレ」の一部店舗で有機野菜を使用した野菜ジュースを取り扱うなど、健康に高い関心を持つ女性客を意識したメニュー展開を開始した。出店状況では、6店舗(直営店1店舗、フランチャイズ5店舗)を出店。

一方、8店舗(直営店1店舗、フランチャイズ7店舗)を閉鎖。期末店舗数は314店舗(直営店63店舗、フランチャイズ251店舗)となった。売上高は13億2600万円(1.2%減)、営業利益は販促費の減少で3700万円(745.3%増)の大幅増となった。

通期は売上高526億5000万円(0.9%減)、営業利益10億6000万円(79.8%増)、経常利益13億3000万円(58.2%増)、当期利益6億円(69.6%増)を見込んでいる。

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