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ゲオ/特別損失の発生で、当期利益は一転して7.3億円損失

2008年11月03日 / 決算

ゲオは10月31日、2009年3月期中間末で減損処理による有価証券評価損7億6300万円を特別損失として計上し、この影響を含めて9月29日に発表した中間期・通期の業績予測を修正した。

修正後の中間期の売上高は1154億7800万円(当初予想比5.3%減)、営業利益は32億9000万円(82.8%増)、経常利益は29億5400万円(97.0%増)、当期損失は7億2800万円(前回予想では9000万円の利益)と修正した。

中間期の修正理由は、メディア事業でゲオショップの新規出店数が当初計画よりも少なかったことと、ゲーム関連商品が低水準で推移し、売上高は減少したため。しかし、レンタルDVDが堅調に推移し、出店コストが減少したことなどから、営業利益と経常利益では当初計画を上回る。

また、株式市場の大幅な下落に伴い、7億6300万円の有価証券評価損を含め、23億400万円の特別損失を計上するため、当期損失は7億2800万円。

一方、通期の見通しでは、修正後の売上高は2610億円(2.8%減)、営業利益は95億円(0.2%増)、経常利益は90億円(0.2%増)、当期利益は30億円(28.3%減)に修正した。

通期の修正理由は、メディア事業で上半期のゲオショップ新規出店が当初計画より少なかったことから、通期の売上高が減少する見込み。

利益面では、上半期で未達となった新規出店が下半期にずれ込むことから、出店コストが増加することと、主力商材の中古ゲームソフトが低水準で推移する見通しであることから、営業利益と経常利益は、当初計画並みになる。

当期利益については、上半期での有価証券評価損などの特別損失の影響で、当初計画を下回る30億円となる。

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