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ゲオ/通期の当期利益37.8%減、売上高2.5%増

2009年05月11日 / 決算

ゲオが5月11日発表した2009年3月期連結業績によると、売上高2523億300万円(前年同期比2.5%増)、営業利益102億2500万円(5.1%減)、経常利益97億4500万円(4.2%減)、当期利益17億900万円(37.8%減)となった。

既存店舗・施設における売上高前年対比は100%を割る状況で推移し、売上水準の低い店舗・施設においては、固定資産などについての減損損失を計上する結果となった。営業戦略の見直しや費用の削減などに取り組み、連結売上高は計画を下回ったものの、連結営業利益では当初計画と修正計画を上回った。

事業別にみると、メディア事業では、当初計画よりレンタルビデオの撤去、レンタルコミックの導入などを含めた既存店のリニューアルを重点的に実施する予定としており、直営店舗の新規出店については従来よりも抑えた計画として、売上高の大きな増加は見込んでいなかったが、経済環境の悪化に伴う消費マインドの冷え込みは、低単価娯楽を提供するメディア事業においても影響を及ぼす状況となった。

DVDの普及に伴い数ヶ年の売上増加傾向にあったレンタルDVDについては、全面的にビデオからの移行が進み、売上の増加は一段落したことと、現行世代のゲーム機器の普及の一巡により、ゲーム関連商品の売上についても保守的に予想していたが、2009年3月期はDVD、ゲームソフトともに全般的にタイトル力が弱く、下半期には景況感の悪化に伴い来客者数が減少した。

メディア事業の売上高は2136億8700万円(3.2%減)、営業利益113億8900万円(7.5%減)となった。

2010年3月期業績予想は、売上高2535億円、営業利益105億円、経常利益95億円、当期利益45億円を見込んでいる。

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