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スズケン/売上高7%増、当期利益3.5倍

2010年02月06日 / 決算

スズケンが2月5日に発表した2010年3月期第3四半期決算によると、売上高は1兆3240億1100万円(前年同期比6.9%増)、営業利益113億9300万円(1.9%増)、経常利益225億7200万円(2.5%増)、当期利益124億4300万円(251.8%増)となった。

第3四半期の営業面では、得意先へのサービス品質や対応スピードの向上を図るため、医薬品卸の営業担当者の活動状況を可視化する新営業支援システム「MS-PIT」の機能を拡充した。

また、グループの全国210支店に約3800人の薬剤師を招き、患者視点に立った喘息患者の服薬コンプライアンスに関するオピニオンリーダーの講演を同時中継するプロモーションにも注力した。

事業別の概況では、医薬品卸売事業で高齢化の進展、生活習慣病関連薬剤等の伸長にインフルエンザ関連薬が加わり、売上高は1兆2665億5300万円(6.0%増)、営業利益は卸間の競争激化などでの価格低下防止に努めたが、44億4800万円(7.2%減)となった。

医薬品製造事業では、糖尿病食後過血糖改善剤の販売が好調で売上高は514億8800万円(7.2%増)。営業利益は研究開発売上の減少などで54億7600万円(12.0%減)となった。

医療関連サービス等事業では、2008年10月に取得した保険薬局事業のファーコスなどが寄与し、売上高は593億1200万円(44.7%増)、営業利益は13億8600万円(425.9%増)と大幅に増加した。

通期は売上高1兆7374億円(5.9%増)、営業利益115億円(21.7%減)、経常利益256億 円(11.1%減)、当期利益142億円(100.8%増)を見込んでいる。

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