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アルペン/高額商品不振で営業利益27%減

2010年02月06日 / 決算

アルペンが2月5日に発表した2010年6月期第2四半期決算によると、売上高は918億1100万円(前年同期比1.4%減)、営業利益33億5600万円(27.0%減)、経常利益37億3300万円(16.7%減)、当期利益16億4600万円(31.1%減)となった。

商品部門別の動向は、ゴルフ用品がプレー人口の底堅い推移のため、プライベートブランド商品などでウエアやボール、アクセサリーなどの消耗品が好調に推移。ゴルフクラブは単価の下落で売上の不振が続いているが、人気ブランドの新製品発売に伴う従来モデルの値下げ販売などで前年並みの販売数量を維持した。

一般スポーツ用品は、天候不順や買い控えが影響し、スポーツウエアなどの売上が伸び悩んだが、自社企画商品の電動ハイブリッド自転車や発熱インナーウエアが好調な売上げを示した。また、低価格商品を大幅に強化したスポーツシューズや品揃えを充実したランニングシューズ・ウエア類が好調に推移した。

ウィンター用品は、12月中旬まで温暖な気候が続いたため低調な立ち上がりだったが、中旬以降からの気温の低下と降雪で売上は回復傾向を示した。

利益面は、夏場の天候不順や暖冬傾向で季節商品の早期値下げを実施。しかしゴルフクラブの高価格モデルの不振などで、売上総利益率が低下した。販売管理費の総額は積極的な販促活動を実施する一方で、全般的な経費削減に取組み、前年実績を下回った。

出退店はアルペン2店舗、ゴルフ5を2店舗出店し、ゴルフ5の2店舗を閉鎖したため、期末店舗数はアルペン81店舗、ゴルフ5が181店舗、スポーツデポ94店舗の計356店舗。売場面積は1657坪増加し19万2586坪となった。

通期は売上高1913億6000万円(0.9%増)、営業利益81億6000万円(3.2%増)、経常利益91億円(4.9%増)、当期利益44億7000万円(20.9%増)を見込んでいる。

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