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セキド/ファッション部門が足を引張り売上高15.4%減、当期損失2億円

2009年06月26日 / 決算

セキドが6月26日に発表した2010年2月期第1四半期決算によると、売上高は45億5000万円(前年同期比15.4%減)、営業損失1億7500万円(前期は9200万円の営業損失)、経常損失1億8000万円(8700万円の経常損失)、当期損失2億100万円(9200万円の当期損失)となった。

同期は、顧客データベースをもとにしたデータベースマーケティングの強化に取組んだ。2000年4月に開始したラブ・プラス・クラブカードで蓄積された顧客情報や利用履歴をカテゴリー別に分類し、より反応率の高い販促施策を実施することが可能となり、販促コストの抑制につなげた。チラシ販促を抑えつつ、顧客データベースの活用によるダイレクトメール、得意客向けの販売促進イベントを行うなど、顧客とのコミュニケーションを深める提案型営業施策を推進した。

ファッション部門は個人消費低迷の影響とゴールデンウィークのETC割引の影響で消費が行楽に向かったこと、新型インフルエンザ騒動などが響き、17.7%の減収となった。

家電部門はエコポイント制度導入に伴う買控えなどが大きく影響し売上高は12.4%減。利益面ではチラシ販促を抑えたこと、高付加価値商品の重点販売キャンペーン推進による売上総利益率の向上が見られた一方、販売管理費もチラシ販促の抑制に加え、間接部門の人員を直接部門に振向けるなど、人件費抑制に努めた他、社内通話の内線化による通信費削減など、コスト削減に努力した。

だが、売上高減少による売上総利益額の減少は補いきれなかった。また棚卸資産では収益性が低下したものについて簿価を切り下げ、切り下げ損1800万円を計上した。

通期は売上高220億円(0.7%減)、営業利益1億1000万円(49.8%増)、経常利益1億円(61.5%増)、当期利益5000万円(8.8%減)を見込んでいる。

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