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セキド/当期損失4億円

2009年12月25日 / 決算

セキドが12月25日に発表した2010年2月期第3四半期決算によると、売上高は141億1900万円(前年同期比9.4%減)、営業損失3億4700万円(前期は3億700万円の営業損失)、経常損失3億4400万円(3億1700万円の経常損失)、当期損失4億1200万円(3億4200万円の当期損失)となった。

第3四半期は、顧客データベースをもとにしたデータベースマーケティングの強化に取組
んだ。ラブ・プラス・クラブカードで蓄積した顧客情報や利用履歴をカテゴリー別に分類し、反応率の高い販促施策の実施と販促コストの抑制につなげた。またチラシ販促を抑え、顧客データベースの活用によるDMなど、顧客とのコミュニケーションを深める提案型営業施策を推進した。

第2四半期には出店を再開し、ファッション部門で4店舗、家電部門1店舗を出店して増収を図る一方、ファッション部門の不採算店舗を閉鎖して収益力改善に努めた。ファッション部門は、第2四半期に3店舗、第3四半期会計期間に1店舗を出店する一方、第3四半期に3店舗を閉鎖したが、新型インフルエンザの影響などで売上高は11.7%減となった。

家電部門では、オール電化関連商品や太陽光発電システムの販売が好調だった。このほか、エコポイント制度の導入で薄型テレビや大型冷蔵庫の売上が伸長。第2四半期の新店開店による増収効果も見られたが、季節商品市場が低迷し売上高は6.6%減となった。利益面では、チラシ販促を抑えたことや高付加価値商品の重点販売キャンペーン推進による売上総利益率の向上が見られた。

販売管理費もチラシ販促の抑制に加え、間接部門の人員を直接部門に振向けるなど、人件費を抑えコスト削減に取組んだが、売上高減少による売上総利益額の減少を補いきれず損失を計上した。

通期は売上高220億円(0.7%減)、営業利益1億1000万円(49.8%増)、経常利益1億円(61.5%増)、当期利益5000万円(8.8%減)を見込んでいる。

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