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セキド/売上減で大幅減益、営業損失3億700万円

2008年12月24日 / 決算

「でんきのセキド」などを展開するセキドが12月22日に発表した2009年2月期第3四半期決算によると、売上高は155億8200万円(前年同期比10.4%減)、営業損失3億700万円(前期は2900万円の営業損失)、経常損失3億1700万円(6800万円の経常損失)、当期損失3億4200万円(6300万円の当期損失)と、前期比で利益面の損失が拡大した。

売上高が前年度に閉鎖した3店舗の減収のため低下。利益面でも、売上総利益率は前年度から0.5ポイント向上が見られたが、売上減の影響で総利益は4億1000万円の低下となった。販売管理費は、既存店増収策のため販促費用を増加したこと以外は抑制し、1億3200万円を削減。しかし売上総利益の減少をカバーするまでには至らなかった。

家電事業は、前年度に閉鎖した1店舗の影響が見られ減少したが、オール電化関連や太陽光発電システムなどへの注力と地域・顧客密着型戦略で差別化を図る施策が奏功した。ファッション事業ではラブ・プラス・クラブカードの顧客データを活用し、上半期に入会した新規顧客や、一定期間接触のない顧客へのプロモーションなどの販促策を展開。売上高は既存店対前年同期比で5.4%減(前期は15.2%減)に回復した。利益面では、重点商品の販売キャンペーンを実施するなど高付加価値商品の販売強化を推進した。

通期の業績は、第四四半期のウェイトが高いこと、円高で仕入コスト圧縮が見込めることなどを織り込み特に業績予測は修正していない。新規出店は積極的に行う方針ではあるが、当面は慎重に検討する。

通期は売上高233億円(6.5%減)、営業利益5500万円(82.5%減)、経常利益4500万円(83.4%減)、当期利益1000万円(95.1%減)と大幅減益となる見込み。

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