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ダイエー/第3四半期決算、売上高12.2%減、経常利益72.2%減

2009年01月12日 / 決算

ダイエーが1月9日に発表した2009年2月期第3四半期決算によると、売上高は7800億800万円(前年同期比12.2%減)、営業利益30億5700万円(60.9%減)、経常利益8億4700万円(72.2%減)、当期利益10億7700万円(97.8%減)の大幅減収減益となった。

同四半期は、セール「生活応援特価 がんばろう!日本とことん価格」や週替わりセールなどに注力。価格強化施策を強化した結果、既存店売上高は改善傾向だという。出退店状況では、フーディアム武蔵小杉など3店舗を出店した(スクラップ・アンド・ビルド1店舗含む)ほか、子会社のビッグ・エーも6店舗を出店。12月にはイオンモールMiELL都築駅前に都築店のスクラップ・アンド・ビルドとして都築駅前店を出店した。

既存店では、活性化と競合店との差別化を目的に23店舗を改装した。また、イオン、丸紅との提携効果発揮のため、イオンのプライベートブランド「トップバリュ」の導入・品目数増加、イオン商品調達を利用したイオンとの共同調達を推進。営業用消耗品などを調達共同化した。10月末からは北海道、中部エリアでイオンとの物流協業化に踏み切った。

不動産事業は子会社のOPAがテナントの入れ替え、新規導入など既存店の収益改善策を実行した。衣料品専門店などは厳しい状況だが、店舗改装や経費適性化により利益確保を図る。同期は、前年度末にオーエムシーカードが連結子会社から持分法適用関連会社へ異動した影響などで減収。衣料品専門店子会社やアミューズメント子会社等の売上高が悪化しているものの、食品部門やスーパーマーケット子会社などは価格強化施策の実施などで、オーエムシーカード異動の影響を除くと前年同期を上回った、

営業利益は、生産性改善を軸とした販管費の削減に努め、経常利益も営業外損失の改善が見られたが、結果として減益となった。通期は、売上高1兆500億円(12.2%減)、営業利益90億円(37.7%減)、経常利益50億円(42.1%減)、当期利益10億円(97.5%減)と第3四半期同様減収減益が続く。

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