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ダイユーエイト/売上12.6%増も低価格化で営業利益3割減

2010年04月02日 / 決算

ダイユーエイトが4月2日に発表した2010年2月期業績によると、売上高324億6300万円(前年同期比12.6%増)、営業利益3億4000万円(32.2%減)、経常利益1億9500万円(46.1%減)、当期利益1500万円(87.3%減)となった。

主力のホームセンター部門の既存店ベースでは、点単価が価格デフレの影響で前年同期比3.7%減少した要因により客単価が3.6%減少し、客数が同1.5%増加した結果、売上高は同2.2%減少した。新店を含めた全店ベースの売上高は10.7%増加した。

利益面は、節約志向の強まりにともなう低価格競争激化を主因に、ホームセンター部門における商品荒利益率は全店ベースで0.6%減となった。経費面では、新規9店舗の開設にともない不動産賃借料が34.5%増加したことをはじめ、開店一時費用が増加したことから販売費・一般管理費全体としては13.7%増加した結果、営業利益の減少要因となった。

食品スーパー部門では、価格訴求による販売強化を図りながら集客力向上に努めたが、近隣競合店の出店による影響等により売上高は5.6%の減少となった。一方で、生鮮部門のテナント導入の実施、人員配置やチラシエリアの見直しなどの経費削減に取り組み営業損失は改善した。

これらの結果、小売事業における売上高は316億4100万円(12.8%増)、営業利益は3億7900万円(32.3%減)となった。

来期の業績予想は、売上高325億円、営業利益5億2000万円、経常利益3億8000万円、当期利益1億2000万円の見通し。

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