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リンガーハット/売上12.2%減、当期利益1億3000万円

2010年01月12日 / 決算

リンガーハットが1月12日に発表した2010年2月期第3四半期業績によると、売上高237億9400万円(12.2%減)、営業利益3億5700万円(975.8%増)、経常利益2億6000万円(前期は6900万円の経常損失)、当期利益1億3000万円(14億8200万円の当期損失)となった。

既存店売上高は、長崎ちゃんぽんリンガーハットのクーポンによる販売促進活動の中止や高客単価業態であるとんかつ浜勝の客数減少により9.2%減となったが、長崎ちゃんぽんリンガーハットでは10月1日から全店で「国産野菜100%」に切り替え「おいしさと安心安全」を訴求した結果、10月からの売上高前年比は上昇傾向にある。

新規出店は11店舗(リンガーハット9店舗、浜勝2店舗)で、3店舗(リンガーハット2店舗、浜勝1店舗)を閉店しており、店舗数は556店舗(リンガーハット444店舗、浜勝111店舗、卓袱浜勝1店舗)となった。前期に実施した不採算店50店舗の閉店(リンガーハット48店舗、浜勝2店舗)に加え、直営店からフランチャイズ店へ47店舗移行したこと(リンガーハット38店舗、浜勝9店舗)によって、売上高は33億600万円減少した。

利益面では、豚バラ肉、小麦、食用油などの原材料仕入価格が下落したことや、外注していたチャーハンなどの自社工場での内製化が進んだことにより売上原価低減を実現。販売促進費や本部経費の削減に加え、前期に実施した不採算店閉店によるコスト削減が進んだことにより増益となった。

事業の種類別セグメントの業績では、長崎ちゃんぽん事業の売上高は165億1100万円(13.1%減)、営業利益は3億8500万円(3600万円の営業損失)だった。とんかつ事業の売上高は70億円(7.7%減)、営業利益は5億3400万円(27.4%減)。和食事業の売上高は1億5400万円(0.4%増)、営業損失は1400万円(4300万円の営業損失)となった。

通期の業績予想は、売上高322億円、営業利益7億5000万円、経常利益6億円、当期利益3億円の見通し。

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