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トーホー/売上高0.7%増、営業利益4.8%減

2009年12月07日 / 決算

トーホーが12月7日に発表した2010年1月期第3四半期決算によると、売上高は1289億8700万円(前年同期比0.7%増)、営業利益15億5800万円(4.8%減)、経常利益18億7000万円(141.5%増)、当期利益7億6100万円(237.7%増)となった。

第3四半期は、業務用食品卸売事業で展示商談会を静岡で初開催したほか全国10か所で開催。「地産地消食材」などテーマ別の商談会も71回開催した。グループ化された桂食品工業と昭和食品の2社も展示商談会を開催し、グループのプライベートブランド商品の紹介などに務めた。売上高は外食機会の減少などが影響したが、新加入の連結子会社の売上が寄与し756億4700万円(4.7%増)だった。

業務用食品の現金卸売問屋「A-プライス」の事業は、飲食店に役立つ販促企画を実施し、専門食材の提案などを強化。売上高は前期に不採算店舗5店舗を閉店した影響などで295億3300万円(2.4%減)となった。

食品スーパー事業は、6、8、9月にそれぞれ1店舗ずつ改装を実施。兵庫県のトーホーストア39店舗で兵庫県産の米を扱うなど地産地消の推進に努めた。同事業の売上高は価格下落などが影響し、218億2000万円(2.1%減)となった。

トーホービジネスサービスの品質管理代行サービスなどその他事業は、前期にオフィスコーヒー事業などの譲渡など不採算事業を見直したため、売上高は19億8500万円(40.6%減)と激減した。

通期は業務用食品卸売事業でのグループ内の連携強化、食品スーパー事業の既存店活性化策の実施などで、売上高1750億円(2.0%増)、営業利益23億円(3.8%減)、経常利益23億円(63.1%増)、当期利益10億円(66.9%増)を見込んでいる。

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