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ニトリ/物流体制の効率化と新規出店加速、売上高12.3%増

2009年03月29日 / 決算

ニトリが3月27日に発表した2009年2月期決算によると、売上高は2440億5300万円(前年同期比12.3%増)、営業利益330億9600万円(26.8%増)、経常利益339億6900万円(27.9%増)、当期利益183億5300万円(18.7%増)の増収増益となった。

同期は、継続的な「値下げ宣言」を実施し来店客からの支持得た。また、商品面での優位性確保のため、海外からの開発輸入商品の拡大を継続、企画開発商品の品質向上へ向けて海外生産工場への生産管理の指導・教育を継続的に実施した。

品質管理面では、家具の品質保証を最長5年とし、返品・交換のサービスも拡充。経済産業省の第2回製品安全対策優良企業表彰の「大企業小売販売事業者部門」で、製造委託先を含めた品質管理の徹底、迅速な顧客対応及び自社内の設備・検査・人材育成体制の構築が評価され銀賞を受賞した。

広告宣伝活動では、全国ネットのテレビコマーシャル枠を拡大。各媒体の販促企画を連動させた重点販売商品の集中訴求を行い、販促分配率の低減を図った。

店舗面では、関東圏のドミナント地域形成を強化するため、関東地区を中心に新規出店を行った。店舗状況は関東地区に5店舗、東海地区4店舗、四国地区3店舗、東北、北信越と九州・沖縄地区に2店舗ずつ、北海道、近畿と中国地区にそれぞれ1店舗を出店。計21店舗のホームファニシング店を、関東地区に4店舗のホームファッション店を出店した。

一方、北海道、関東、東海、近畿と九州・沖縄地区でそれぞれ1店舗ずつを閉鎖。期末の国内店舗数は2月20日現在で182店舗体制となった。今後も各物流センターを基点とした物流体制の効率化と新規出店を加速するという。

海外の店舗状況では、台湾の完全子会社が新規に3店舗をオープンし、台湾は計4店舗体制となった。

来期は顧客視点に立った商品開発と物流体制の整備などで売上高2705億円(10.8%増)、営業利益359億円(8.5%増)、経常利益366億円(7.7%増)、当期利益187億円(1.9%増)を目指し、増収増益が続く見通し。

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