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オートバックスセブン/売上高12%減、営業利益20億円

2009年08月07日 / 決算

オートバックスセブンが8月7日発表した2010年3月期第1四半期業績によると、売上高595億3800万円(前年同期比12.4%減)、営業利益20億8500万円(前期は1800万円の営業利益)、経常利益26億3500万円(349.2%増)、当期利益8億7300万円(70.2%減)となった。

日本国内のフランチャイズ加盟法人店舗を含むオートバックスチェンにおける「カー用品販売」は、需要の高いETC車載器の商材確保と店舗における迅速な販売、長距離ドライブ需要に向けたカーナビゲーションやタイヤ・オイル・補修用品などメンテナンス関連商品の販売強化に努めた結果、これらの商品の売上は好調に推移した。

主要業態であるオートバックス、スーパーオートバックス、オートハローズにおける「カー用品販売」と「車検・整備」を合わせた売上高の前年同期比は全店で4.1%、既存店で3.3%増加した。

小売部門では、国内の直営店舗と店舗子会社においてETC車載器、カーナビゲーションなどカー用品の売上が好調に推移した。海外では、中国を除くアジアの売上が堅調を維持したものの、フランスの売上は景気低迷の影響により前年同期に比べて減少。

中期経営計画の施策実施に伴う米国と台湾における売上減少、直営の二輪用品販売店舗の売却に伴う売上減少、カーズ札幌の清算に伴う売上減少、国内子会社の店舗増加に伴う売上増加などを加味した結果、小売部門の売上高は前年同期比17.1%減少の233億200万円となった。

売上総利益は海外子会社や事業の整理などに伴い減少したものの、国内における売上原価低減の取り組み効果もあり、売上総利益率は前年同期の29.0%から30.2%に上昇。販売費・一般管理費は海外子会社や事業の整理に伴う減少に加え、広告宣伝費の削減などにより前年同期比19.5%減少の158億6900万円となり、売上高に対する比率も前年同期の29.0%から26.7%に改善した。

通期の業績予想は、売上高2293億円、営業利益90億円、経常利益100億円、当期利益57億円の見通し。

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