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パレモ/第2四半期、通期の業績予測を修正、利益面で増益に

2009年09月15日 / 決算

パレモは9月15日、4月2日に発表した2010年2月期第2四半期・通期の業績予測値を修正した。

修正後の予測値は第2四半期売上高は155億6500万円(当初予測より2.8%減)、営業利益3億1300万円(172.2%増)、経常利益3億2500万円(160.0%増)、当期損失3億7000万円(5億円の当期損失)と利益面で上方修正となった。

通期の修正予測値は売上高が299億円(0.8%減)、営業利益3億4000万円(94.3%増)、経常利益3億8000万円(117.1%増)、当期損失5億5000万円(6億8500万円の当期損失)とこちらも利益面で上方修正となった。

第2四半期の売上高は、個別の既存店売上高前年比が当初業績予想数値の前提条件の89.0%から88.4%に減少し、期間中の出店を8店舗、退店を27店舗とほぼ予定通りの出退店を行ったものの、新設店も当初の予定を下回った。また、中国の海外子会社、巴麓梦(上海)服飾貿易有限公司は6月16日に出資持分の譲渡を行い、連結売上高は当初予測値を下回った。

利益面では、売上高の未達による利益減はあったものの、収益基盤の再構築を目標に販売費・一般管理費全般の特に店舗の適正人員化や賞与の支給月数減による人件費減、新卒採用の中止等の施策による採用費減、賃料低減交渉による賃借料減などの取組を行ったため、営業利益・経常利益ともに計画を上回る見込み。

当期利益は棚卸資産評価の新会計基準を適用し、期首在庫に含まれる変更差額損失等の特別損失が発生。しかし、営業利益・経常利益の増加で1億3000万円の増加となる見込み。

下期は、ローコスト経営を更に徹底し、収益基盤を再構築する。

通期の業績予想は、直近の経営環境、既存店売上前年比の進捗状況、第2四半期の業績修正額を勘案して利益面で上方修正した。

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