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ファンケル/栄養補助食品関連事業が足を引っ張り売上高2.8%減、営業利益2割減

2009年07月30日 / 決算

ファンケルが7月30日に発表した2010年3月期第1四半期決算によると、売上高は240億6400万円(前年同期比2.8%減)、営業利益18億200万円(19.8%減)、経常利益18億800万円(22.4%減)、当期利益9億7000万円1(12.6%減)となった。

事業別の動向では、化粧品関連事業の売上高は127億8600万円(1.7%増)。ファンケル化粧品は、前期リニューアルしたマイルドクレンジングオイルが好調で売上高98億1800万円(1.1%増)。アテニア化粧品は顧客減少で25億3900万円(5.0%減)だった。

販売チャンネル別では、通信販売が66億4400万円(0.4%増)、店舗販売が42億3800万円(3.6%減)、卸販売などは海外向けの好調で19億300万円(21.3%増)と躍進した。反面、マーケティング費用の増加で営業利益は17億9000万円(20.1%減)、営業利益率は14.0%(3.8ポイント低下)となった。

栄養補助食品関連事業の売上高は67億6600万円(9.4%減)。顧客向けサプリメントやビューティーサプリメントは好調だったが、ビタミンなどの売上減をカバーできなかった。販売チャンネル別では、通信販売が売上高30億2300万円(8.6%減)、店舗販売は18億2500万円(11.7%減)、卸販売などは19億1800万円(8.4%減)。原価率は改善したが、売上の減少で営業利益は7億500万円(25.0%減)、営業利益率は10.4%(2.2ポイント低下)だった。

その他の事業は、発芽米事業が業務用の減少などで売上高7億7600万円(22.4%減)、青汁事業が冷凍タイプの減少などで9億1300万円(0.2%減)と横這い、いいもの王国通販事業はカタログ販売の好調で20億500万円(5.8%増)となった。その他の事業は雑貨、肌着とも不振で8億1500万円(9.1%減)だった。営業損失は、経費効率化で前期比6900万円縮小し1億9300万円。

通期は売上高975億円(0.5%減)、営業利益73億円(9.5%増)、経常利益73億円(5.2%増)、当期利益34億円(27.7%増)を見込んでいる。

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