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ファンケル/売上高1.9%増、営業利益37.8%増

2010年02月10日 / 決算

ファンケルが2月10日に発表した2010年3月期第3四半期決算によると、売上高は766億6200万円(前年同期比1.9%増)、営業利益67億1200万円(37.8%増)、経常利益67億6000万円(33.8%増)、当期利益30億6400万円(28.6%増)となった。

化粧品関連事業の売上高は152億2800万円(14.7%増)。ファンケル化粧品は香港・中国の販売代理店のグループ会社化が寄与し、売上高は122億9700万円(21.1%増)と伸長した。アテニア化粧品は顧客数の減少が響き、24億9100万円(6.3%減)。

販売チャンネル別では、通信販売は70億2000万円(1.4%減)、店舗販売は41億5900万円(5.7%減)、卸販売他は7億700万円(4.7%減)で推移。海外は香港・国の販売代理店をグループ会社化したため33億4000万円(232.6%増)と伸長した。

営業利益はマーケティング費用の効率化や香港・中国の販売代理店のグループ会社化の寄与で30億8800万円(64.4%増)、売上高営業利益率は6.2ポイント改善し20.3%となった。

栄養補助食品関連事業の売上高は、ビューティサプリメントが好調に推移し83億2000万円(3.7%増)。販売チャンネル別では、通信販売が33億3900万円(7.8%減)、店舗販売は19億600万円(9.6%減)、卸販売他は15億300万円(9.1%減)だった。

海外は代理店のグループ化で15億7100万円(146.8%増)。営業利益はマーケティング費用の効率化を進めたため、7億9200万円(46.1%増)、売上高営業利益率は2.7ポイント改善し9.5%となった。

その他事業の売上高は54億2900万円(1.8%増)で推移。発芽米事業は新米キャンペーンの実施など拡販に努めたが、コンビニエンスストア向けなど業務用の低迷が続き売上高は8億6300万円(8.3%減)にとどまった。

青汁事業は粉末タイプが好調に推移し9億8900万円(7.4%増)と増加。いいもの王国通販事業は、暖冬による季節商材の販売不振などで23億4800万円(7.6%減)だった。営業利益は、発芽米工場の集約化など運営コストの低減に取組み、1600万円(前期は1億1800万円の営業損失)と黒字に転換し、売上高営業利益率は0.3%となった。

通期は売上高1051億円(7.2%増)、営業利益85億円(27.5%増)、経常利益85億円(22.5%増)、当期利益34億円(27.7%増)を見込んでいる。

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