流通ニュースは、流通全般の最新ニュースを発信しています。





マックスバリュ東海/2009年2月期、売上高10.3%増、当期利益9.2%減

2009年04月06日 / 決算

マックスバリュ東海が4月6日に発表した2009年2月期決算によると、売上高は1254億7200万円(前年同期比10.3%増)、営業利益45億7000万円(5.4%減)、経常利益46億2800万円(6.4%減)、当期利益22億9500万円(9.2%減)の増収減益となった。

価格で提供する取組を実施するなど、エブリデー・ロー・プライスを基本とした価格政策を強化した。またグループのプライベートブランド「トップバリュ」の拡販にも努め、売上高構成比は7.3%と前年度比で1.2ポイント増加。

このため、最も売上構成比の高い「火曜市」での売上の伸び率以上に、毎月20日・30日に実施している「イオンカード会員さま感謝デー」や、6のつく日の恒例企画である高齢者を対象とした「しあわせカメさんの日」といった特定のお買得となる日での購買頻度が高まったという。

一方、商品面では荒利率の確保に向け、時間帯別でのタイムリーな商品製造の徹底による商品の値下げや廃棄の削減に取組み、荒利率は25.8%となった。効率的な店舗運営を推進するため「作業改善」を共通課題とした仕組みづくりにも着手し、店舗内作業の選択と集中によるインストア製造商品の絞込みと強化のため、鮮魚一次加工所の開設やフード部門の一次加工所機能の拡充を進めた。

精肉部門も、小型店を中心にイオングループの加工センターを活用し、外部製造・加工による商品を中心とした品揃えに変更。同時に新しい小型店の事業モデルと位置づける「マックスバリュEX(エクスプレス)」業態の構築にも取組んだ。

一方、営業基盤の拡大強化を図るため、昨年8月1日に静岡県浜松市を中心に食品スーパーマーケット事業を展開するシーズンセレクトを株式取得で連結子会社化した。その後に11店舗を改装し、店舗名称もマックスバリュブランドに変更。11月には同社事業を全て譲受し、直営店舗にしたが収益改善に大きな課題を残す結果となった。

今期は13店舗の新規出店、静岡県袋井市での新物流センター開設などで売上高1462億円、営業利益49億円、経常利益48億円、当期利益23億円の見通し。

関連記事

関連カテゴリー

最新ニュース

一覧