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吉野家HD/当期損失89億円、来期は当期利益1億円見込む

2010年04月14日 / 決算

吉野家ホールディングスが4月14日に発表した2010年2月期業績によると、売上高1796億200万円(前年同期比3.1%増)、営業損失8億9500万円(前期は35億8200万円の営業利益)、経常損失4億7600万円(43億4000万円の経常利益)、当期損失89億4100万円(2億800万円の当期利益)となった。

不採算店舗の増加と過年度の事業投資の業績不振に因り、減損損失を86億4100万円計上したため、当期損失89億4100万円にもなった。

国内吉野家は、来客数が減少したため、既存店売上高前年比は8.4%減となった。店舗展開については、103店舗を出店し、不振店等20店舗を閉鎖した結果、国内総店舗数は1185店舗となった。

国内外をあわせた「吉野家」の期末総店舗数は1584店舗。牛丼関連事業連結売上高は、1021億5000万円、営業利益は、24億4000万円。

寿司関連事業の既存店売上高前年比は9.9%減。17店舗を出店し、不振店を19店舗閉鎖した結果、総店舗数は366店舗となった。寿司関連事業連結売上高 263億1800万円、営業損失4億3500万円。

ステーキ関連事業では、9月に「ステーキのどん」において、O-157による食中毒事故が発生し、第3四半期の売上高・収益は前年同期と比べ大幅に減少。その他の業態においても、景気悪化等の影響が想定以上のものとなり、どんの既存店売上高前年比は14.1%減となった。ステーキ関連事業連結売上高 249億2300万円、営業損失16億3200万円。

うどん関連事業のはなまるの既存店売上高前年比は2.0%減。うどん関連事業連結売上高は145億6500万円、営業利益は8億7300万円。

来期の業績は、売上高1750億円、営業利益25億円、経常利益27億円、当期利益1億円の見通し。

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