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吉野家HD/第1四半期の売上高7.5%減、営業損失5000万円

2010年07月08日 / 決算

吉野家ホールディングスが7月8日に発表した2011年2月期第1四半期決算によると、売上高は432億6200万円(前期比7.5%減)、営業損失5000万円(前期は1億6200万円の営業損失)、経常利益4700万円(1億500万円の経常損失)、当期損失7億1200万円(1億3400万円の当期利益)となった。

第1四半期の牛丼関連事業は、1店当たりの投資額を抑えた低投資モデル店舗の出店などに取り組んだ。4月には春恒例のディスカウントセールを実施したが、来客数の減少で既存店売上高は13.9%減となった。店舗面では20店舗を出店し、不振店など22店舗を閉鎖したため、国内の吉野家の総店舗数は1183店舗となった。

海外の吉野家の展開は、今年2月に米国で100店出店を達成するなどで、海外店舗数は414店舗となった。同事業の連結売上高は251億4400万円(13億5600万円減)、連結営業利益は3億5700万円(4億7600万円減)となった。

寿司関連事業は、京樽が商材単価の低減、業務の集約や見直しなどコスト削減に取り組んだ。しかし、価格改定による客単価低下などで、既存店売上高前年比は9.4%減となった。店舗展開では2店舗を出店し、不振店を5店舗閉鎖したため、総店舗数は363店舗。同事業の連結売上高は60億8300万円(5億2200万円減)、連結営業損失は7700万円(2億300万円増)だった。

ステーキ関連事業は、どんのどん亭で客数が減少し、既存店売上高は9.7%減となったが、営業利益は黒字化した。店舗の改装と本社のスリム化、生産部門の効率化などに取り組む一方、店舗展開では、ステーキのどんを中心に不振店を22店舗閉鎖し、総店舗数は173店舗となった。同事業の連結売上高は60億7100万円(6億4500万円減)、連結営業利益は200万円(3億4400万円増)だった。

うどん関連事業では、はなまるでは、主力メニューのバリューアップと改廃を実施したが、競合店の参入が相次いだ影響で、既存店売上高3.7%減となった。店舗展開では、5店舗を出店し、不振店を1店舗閉鎖したため、総店舗数は273店舗となった。千吉を加えたうどん関連事業の総店舗数は286店舗。連結売上高は35億7400万円(1億4300万円増)、連結営業利益は2億700万円(6800万円増)となった。

通期は売上高1750億円(2.6%減)、営業利益25億円、経常利益27億円、当期利益1億円を見込んでいる。

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