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家族亭/売上高は36.3%増、当期利益4.8倍

2009年02月11日 / 決算

家族亭が2月10日発表した2008年12月期の業績によると、売上高は92億5000万円(前年同期比36.3%増)、営業利益3億2700万円(16.3%増)、経常利益3億4000万円(19.2%増)、当期利益1億3600万円(385.7%増)の増収増益となった。

ランチタイム・ピーク時の客席回転率向上に取り組んだ。積極的な販売促進活動を行うとともに、郊外店ではガソリン券キャンペーンを実施した。得得直営店とFC加盟店共同でカレーキャンペーンを行い、集客率アップを図った。営業網の整備については、直営事業本部は新業態として高速道路サービスエリア、立ち食いタイプに加え、キンレイとの共同開発による高級うどん店を立ち上げ既存タイプを含めて12店舗を出店した。契約満了や不採算、FC化による閉店が7店舗あり、店舗数は115店舗となった。

FC事業本部は、新規加盟契約として33件締結し、そのうち新規出店として21店舗を出店した。退店が7店舗、直営店への変更が4店舗あり、店舗数は92店舗となり、期末の合計店舗数は207店舗だった。

海外での日本食レストラン事業推進のため現地企業と提携関係構築に着手。シンガポールの外食企業と2008年6月にメガフランチャイジー契約を締結し、2009年春に出店する予定だ。中国でも台湾系大手食品会社ワンワングループとの合弁によって中国本土の事業展開を交渉中。タイでは現地大手企業とFC契約締結に向けて交渉を進めている。

2009年12月期の業績予想は売上高97億5000万円、営業利益4億1000万円、経常利益4億円、当期利益1億6300万円を見込んでいる。国内直営事業については、低レベルの売上高でも利益を稼得できるよう人件費と材料費の管理システムを強化する。投資リスクの比較的少ない国内と海外のFC事業では、積極的に加盟店網の拡大を狙う。

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