流通ニュースは、流通全般の最新ニュースを発信しています。





小田急電鉄/流通業売上高は3.9%減の2507億円

2009年04月30日 / 決算

小田急電鉄が4月30日に発表した2009年3月期決算によると、流通業の売上高は2507億8400万円(前年同月比3.9%減)となった。

百貨店業は、小田急百貨店で2007年から進めている新宿店の全面改装工事の一環として、ことし3月の婦人服フロア全体のグランドオープンに先立ち、昨年9月に化粧品売場と婦人靴売場の規模を拡大。品揃えや商品構成の充実を図った。

また、各店舗で催事などの各種営業施策を展開し収益の確保に努め、昨年10月には新宿店全面改装工事とあわせて行ってきたエスカレーターの増設工事が完成。町田店の設備更新工事も推進するなど施設面で充実を図った。

ストア業などでは、小田急商事が運営するスーパーマーケット「OdakyuOX」で、万福寺店、鶴川店など4店舗が開業。事業基盤の拡充に取り組んだ。産地や原材料、製造方法を吟味し厳選したオリジナルブランド「FE商品」などの健康や安全などに配慮した上質な品揃えを展開し、顧客満足の向上に努めた。

しかし、百貨店業では全面改装工事を実施している新宿店のほか、町田店、藤沢店の各店も減収となり、流通業の営業利益は百貨店業が低調に推移したことで17億8500万円(65.6%減)の大幅減となった。

各店舗の成績は、小田急百貨店新宿店が売上高1047億8400万円(7.6%減)、町田店472億7100万円(2.2%減)、藤沢店168億6300万円(4.2%減)。その他は74億3400万円(1.2%減)となり、ストア業などは838億6200万円(0.4%増)だった。

関連記事

関連カテゴリー

最新ニュース

一覧