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松屋フーズ/営業利益11.7%増、当期利益5割増

2009年11月01日 / 決算

松屋フーズが10月30日発表した2010年3月期第2四半期業績によると、売上高305億800万円(前年同期比0.1%減)、営業利益8億8400万円(11.7%増)、経常利益8億5100万円(9.5%増)、当期利益3億4800万円(49.7%増)となった。

新規出店については、直営の牛めし定食店19店舗、海外(中国上海市)1店舗の計20店舗を出店。直営店4店舗を閉店した。期末の店舗数はFC店を含め、769店舗(うちFC8店舗、海外6店舗)となった。

業態別内訳としては、牛めし定食店738店舗、鮨業態12店舗、とんかつ業態11店舗、その他の業態8店舗となっている。新規出店をのぞく設備投資については、42店舗の改装(全面改装6店舗、一部改装36店舗)を実施したほか、工場生産設備などに投資を行った。

売上高については、既存店が前年比3.4%減だったが、前年度以降の新規出店による売上増加分が寄与したことにより、ほぼ前年同期並みを確保した。売上原価については、原価率は前年同期の33.2%から32.4%へ改善した。前年度9月に実施した売価変更の影響などによるもの。

販売費・一般管理費については、売上高に対する比率が64.2%から64.7%へ上昇。人件費の売上高に占める割合が、店舗におけるアルバイト・パートの平均時給低下と店舗における生産性向上の取り組みにより、前年同期の34.4%から34.1%と改善したが、テレビCMなどの販売促進策に関する経費が増加したことにより、人件費以外の経費の売上高に占める割合が、29.8%から30.6%と上昇したことによるもの。

同社が重視する指標FLコスト(売上原価と人件費の合計)の売上高比は、67.6%から66.5%へと改善した。

通期の業績予想は、売上高625億円、営業利益23億2000万円、経常利益22億4000万円、当期利益8億円の見通し。

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