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松屋フーズ/販売費と一般管理費改善で、利益大幅増

2010年08月01日 / 決算

松屋フーズが7月30日に発表した2011年3月期の第1四半期の業績は、売上高166億3000万円(9.0%増)、営業利益6億7700万円(80.6%増)、経常利益6億6600万円(83.1%増)、当期利益1億8600万円(9.2%増)となった。

新規出店は、直営の牛めし定食店4店舗、新業態として麺ダイニングセロリの花1店舗の合計5店
舗。直営3店舗を撤退し、期末の店舗数はFC店と一時休業店を含め、793店舗(うちFC6店舗、海外5店舗)。

業態別内訳は、牛めし定食店755店舗、鮨業態11店舗、とんかつ業態20店舗、その他の業態7店舗。なお、19店舗の改装を実施した他、工場生産設備などに投資を行った。

売上高は、既存店が前年比103.8%と前年を上回ったことなどにより、全体で増収となったが、売上原価は「牛めし」の値引き販売などにより、原価率が前年同期の32.7%から33.6%となった。

販売費と一般管理費は、売上高に対する比率が前年同期の64.8%から62.3%へ改善した。

要因は、人件費の売上高に占める割合が、店舗における生産性向上の取り組みとアルバイト・パートの平均時給低下により、前年同期の34.1%から32.9%と改善し、売上高の向上により、人件費以外の経費の売上高に占める割合が、前年同期の30.7%から29.4%と改善したことによるもの。

なお、同社において重視すべき指標と認識しているFLコスト(売上原価と人件費の合計。FOODとLABORに係るコスト)の売上高比は、前年同期の66.8から66.5%へと改善した。

通期は売上高663億7000万円、営業利益29億8000万円、経常利益28億8000万円、当期利益11億4000万円を見込んでいる。

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