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菱食/営業利益22.3%増の74億5200万円

2009年02月15日 / 決算

菱食が2月13日発表した2008年12月期連結業績によると、売上高は1兆4023億800万円(前年同期比0.2%増)、営業利益74億5200万円(22.3%増)、経常利益82億7600万円(20.2%増)、当期利益35億2500万円(31.5%増)の増収増益となった。

フードコーティネート機能をはじめとする「食のフルライン戦略」を推進し、「ローコスト経営の徹底」を継続した。「量から質への転換」を目指し、小売業を支援する「R-WAVEプロジェクト」を推進。個店ごとの最適なマーチャンダイジングや売り場作りを進めた。

また、情報システム「NEW-TOMAS」を活用し、単品ごとの損益管理により不採算取引の見直しを実施。売上総利益率が改善した。強化分野のチルド事業では、取引先に対応したチルド専用物流センターを新設するなどインフラ整備を推進した。

リョーショクリカーでの取引先見直しや中国冷凍餃子問題の影響があったが、新規事業が寄与して増収となった。また、不採算取引の見直しやチルド事業拡大などで売上総利益が改善した。

次期は「R-WAVE」、「RYQUE(リクエ)事業」のマーケティング戦略による取引先との関係強化を進める。グループ経営でも、「食のフルライン戦略」を推進するため、ことし10月にリョーショクリカーを中心とした酒類事業の統合を予定している。

2009年12月期の業績予想は、売上高1兆4200億円、営業利益96億2000万円、経常利益105億円、当期利益45億1000万円を見込んでいる。

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