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西松屋チェーン/2009年2月期の売上高は5%増、1163億円

2009年04月01日 / 決算

西松屋チェーンが4月1日に発表した2009年2月期決算によると、売上高は1163億8400万円(前年同期比5.0%増)、営業利益91億1600万円(11.3%減)、経常利益93億6500万円(10.7%減)、当期利益45億3700万円(24.6%減)の増収減益となった。

品揃えで他社との差別化を図るため、店舗の大型化に注力。従来の200坪から250坪へと標準売場面積を拡大した。店舗状況は、全国に新規出店46店舗と出店攻勢をかけ、そのうちショッピングセンターにも約半数を出店。期末店舗数は651店舗となり、全国各都道府県に便利で標準化された店舗網の拡充を進めた。商品面では、衣料品分野で130㎝以上のスクールサイズの低価格商品を拡大し、中国を中心に直輸入を増やした。

雑貨も含めたプライベートブランド商品の割合も高め、品質・価格の両面で他社との差別化を図った。しかし、商品計画と在庫数量の管理制度が確立途上で、冬物衣料の極端な不振と価格競争の激化もあり、値下げロスが大幅に増加。またナショナルブランド商品の利益率低下などで売上総利益率は低下した。

オペレーション面では、店舗マネジメント強化のための従業員教育を継続し、複数店管理店長制度の拡大を進め、店舗作業の省力化や合理化のために様々なプロジェクトチームで改善・改革に取組んだ。

来期は売れ筋商品の追加仕入れと不振商品のカットなどの在庫内容の改善、物流関連の諸経費の見直しなどを継続し、売上高1244億8300万円(7.0%増)、営業利益99億1200万円(8.7%増)、経常利益101億7300万円(8.6%増)、当期利益57億8900万円(27.6%増)と増収増益の見通し。

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