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西松屋チェーン/第1四半期、粗利益率改善などで当期利益82%増

2009年06月19日 / 決算

西松屋チェーンが6月19日に発表した2010年2月期第1四半期決算によると、売上高は298億4000万円(前年同期比2.2%増)、営業利益23億3700万円(8.0%減)、経常利益23億9500万円(7.5%減)、当期利益13億7800万円(82.1%増)の増収増益となった。

同期は郊外を中心に17店の出店を行った。17店中9店は他社が退店した後の居抜き物件への出店となり、店舗網の拡充と出店コストの抑制を両立した。このため期末店舗数は668店舗となった。商品別の売上動向では、衣料部門は前年に伸長したゴールデンウィーク期間中で、前年との気温の差が大きくベビー・子供の初夏物のアウトウェアやパジャマなどで予想以上に苦戦。雑貨部門は大型育児用品はやや不振だったが、紙おむつ・粉ミルクなどの消耗雑貨は堅調に推移した。

売上総利益率は、金額は売上高の伸び悩みで4.7%増にとどまったが、荒利益率は0.9%上昇し、予想以上に改善した。これは直輸入商品の売上高構成比の上昇などによる値入率の改善、4月、5月と値下げロス率が対前年同月比で改善されるなど、昨年下期から取組んできた、商品計画から製品開発に至る業務の標準化への取組で一定の効果が見られたためという。販売費・一般管理費は、四半期での出店の店舗数が増加したためのイニシャルコスト増加などで、売上高・売上総利益の伸びを上回って9.1%増となった。

通期は売上高1244億8300万円(7.0%増)、営業利益99億1200万円(8.7%増)、経常利益101億7300万円(8.6%増)、当期利益57億8900万円(27.6%増)を見込んでいる。

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