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西松屋チェーン/2月期、値下げロス増加で営業利益41.9%減

2012年04月03日 / 決算

西松屋チェーンが4月3日に発表した2012年2月期決算は、売上高1198億1400万円(前年同期比1.6%増)、営業利益47億4100万円(41.9%減)、経常利益50億800万円(40.4%減)、当期利益22億9000万円(51.8%減)となった。

他社との差別化を図るため、新規出店時の標準売場面積を300坪型へ完全移行し、店舗の大型化に継続して取り組むとともに、不採算店舗を3店、リプレースで旧来型の店舗を1店を閉鎖し、収益性の改善に取り組んだ。

新規出店は40店で、期末店舗数は803店となり、北海道から沖縄までの全国47都道府県をカバーした。

商品面では、新たな客層の拡大が見込める部門として、小学校高学年までの子どもを対象にした低価格商品について、売場面積の拡大と連動してさらなる品揃えの充実を図った。

中国をはじめアジア各国から直輸入を増やし、プライベートブランド商品の割合を高めることで、品質と価格の両面において他社との差別化を図った。

直輸入の拡大と為替レートの円高効果により仕入原価率は改善したが、在庫処分による値下げロスが増加したことで、売上総利益率は低下した。

オペレーション面では、店長研修会や店舗内勉強会などによる従業員教育を継続することで、スーパーインテンデント(複数店管理店長)制度の拡大を進めた。

来期は売上高1250億6800万円(4.4%増)、営業利益68億2800万円(44.0%増)、経常利益70億7300万円(41.2%増)、当期利益37億8500万円(65.3%増)の見通し。

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