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青山商事/売上高6.1%減、営業利益33.9%減

2010年02月09日 / 決算

青山商事が2月9日に発表した2010年3月期第3四半期決算によると、売上高は1398億8900万円(前年同期比6.1%減)、営業利益76億900万円(33.9%減)、経常利益50億600万円(45.4%減)、当期利益12億3100万円(53.5%減)となった。

第3四半期の経常利益は包括的長期為替予約契約(クーポンスワップ契約)などに係るデリバティブ評価損26億3500万円を営業外費用として計上し減益となった。当期利益も紳士服販売事業などでの減損損失14億4200万円、店舗の閉店・移転などに伴う固定資産除売却損5億5800万円を計上したため、やはり減益となった。

主力の紳士服販売事業では、客数増加を図るため、第3四半期に価格訴求を中心とした「総力祭」や、高付加価値商品を低価格で提供するなどの施策を実施。しかしスーツ需要の減少などから既存店売上高は6.91%減となり、4月~12月の累計では8.1%減となった。

第3四半期のメンズスーツの販売着数は1.7%減の73万5000着となり、累計では4.2%減の174万7000着となった。

このほかカジュアルランドあおやまの既存店売上高は16.7%減、累計では14.3%減となった。店舗展開では、「洋服の青山」を10店舗出店(うち3店舗は移転・建替)し、「ザ・スーツカンパニー」も2店舗を出店(1店舗は移転)した。

並行して1店舗を閉店し、期末店舗数は洋服の青山736店舗、ザ・スーツカンパニー31店舗、ユニバーサルランゲージ5店舗、ザ・スーツカンパニーズウィークエンドが12店舗。合計店舗数は814店舗となった。紳士服販売事業の売上高は1172億7700万円(5.7%減)、既存店売上高は8.3%減となり、営業利益はチラシ経費の効率的使用など経費削減に努めたため、ほぼ予想通りの推移としている。

通期は売上高1947億円(5.8%減)、営業利益120億円(32.9%減)、経常利益88億円(55.2%減)、当期利益33億円(53.3%減)を見込んでいる。

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