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青山商事/3月期の売上高3.7%減、営業利益24.7%減

2009年05月08日 / 決算

青山商事が5月8日発表した2009年3月期連結業績によると、売上高2065億9400万円(前年同期比3.7%減)、営業利益178億8400万円(24.7%減)、経常利益196億5000万円(4.7%減)、当期利益70億7100万円(9.5%減)となった。

青山商事については、一都三県を中心とした積極的な出店を実施するなどマーケットシェア拡大を図った。2008年9月から「洋服の青山」ホームページ内に独自のインターネット通販サイト「洋服の青山Premium」を開設し、10月から楽天市場などのインターネットショッピングモールへ「洋服の青山PLUS」を出店するなど、新たな顧客の取り込みを図るためインターネット通販を本格的に開始した。

10月からテレビCMなどを中心に映画「ハンサム★スーツ」とのタイアップキャンペーンを実施するとともに、ことし2月からCMキャラクターとして、女優「相武紗季」を新たに起用するなど若年層の取り込みを図り、効果を上げた。

しかし、消費環境の悪化などにより、スーツ事業の既存店売上高は前期比94.9%となった。主力アイテムのスーツ販売着数は4.4%減の262万9000着となり、スーツの平均販売単価は2万5100円(0.5%増)となった。

店舗には、期中に「洋服の青山」41店舗を出店(内25店舗は移転・建替)し、非効率な3店舗を閉店した。「ザ・スーツカンパニー」では期中に2店舗を出店し、「ザ・スーツカンパニーズウィークエンド」では1店舗を出店。「ユニバーサルランゲージ」では非効率な1店舗を閉店した。

カジュアルランドあおやまは、下期以降の急激な景気後退による消費者心理の冷え込みなどにより、当期の既存店売上高は93.4%となった。店舗については、非効率な21店舗を閉店した。

紳士服販売事業の売上高は1745億3100万円、既存店売上高は94.8%となり、営業利益は151億7200万円となった。

2010年3月期の業績予想は、売上高2009億円、営業利益120億円、経常利益131億円、当期利益59億円を見込む。

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