青山商事/特別損失13億円計上で当期利益9割減
2009年08月07日 / 決算
青山商事が8月7日発表した2010年3月期第1四半期業績によると、売上高503億200万円(前年同期比5.9%減)、営業利益35億7000万円(35.6%減)、経常利益24億1900万円(73.3%減)、当期利益3億6700万円(90.9%減)となった。
4月から高付加価値商品を低価格で提供するなど客数増加のための施策を積極的に実施した。だが、個人消費の低迷などによるスーツ需要の減少などから、第1四半期(4月~6月)の既存店売上高は前年同期比8.1%減となった。
4月から6月までの3か月間のメンズスーツの販売着数は、前年同期比4.2%減の65万5000着。
カジュアルランドあおやまについては、第1四半期の既存店売上高は10.6%減となった。
「洋服の青山」において21店舗を出店(内6店舗を移転・建替)し、非効率な1店舗を閉店した。「プラスエー・ザ・スーツアオヤマ」で非効率な2店舗を閉店した。
紳士服販売事業の売上高は425億3600万円(5.2%減)、既存店売上高は8.2%減となった。営業利益についても、チラシ経費を効率的に使用するなど経費削減に努めたが、予想を若干下回る状況となった。
全社の経常利益は、「包括的長期為替予約契約(クーポンスワップ契約)」などにかかわるデリバティブ評価損15億8200万円を営業外費用として計上したことなどにより73.3%減となった。特別損失として減損損失10億7300万円、店舗の閉店・移転等に伴う固定資産除売却損2億2500万円を計上した。
通期の業績予想は、売上高2009億円、営業利益120億円、経常利益131億円、当期利益59億円の見通し。