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魚力/米国子会社の負担大きく、当期利益30.9%減

2008年10月30日 / 決算

魚力が10月30日に発表した2009年3月期中間決算によると、売上高は121億2900万円(前回予想比0.7%減)、営業利益は2億1300万円(42.4%減)、経常利益は3億5700万円(10.8%減)、当期利益は1億5200万円(30.9%減)と減収減益となった。

5月8日に発表した業績予想を下方修正する形となり、売上総利益率の高い小売事業の売上計画未達に伴う売上総利益の減少に加え、ことしに入ってからの新店の経費負担や米国子会社の基盤整備と営業拡大に向けた先行投資が大きく影響し、大幅な減額となった。

セグメント別の業績をみると、小売事業は、池袋店、北上尾店の波及効果もあり、売上高は94億7500万円、営業利益は新規店舗の増加もあって4億1700万円。

卸売事業では、食品スーパーを中心とした既存取引先の見直しとメーカーへの魚卵販売が減少したほか、ことし4月から事業を開始した米国子会社ウオリキ・フレッシュ・インクの売上高が6億600万円となり、売上高は20億7800万円、営業損失6100万円。

一方、通期の見通しについても下方修正し、285億1000万円(前回予想比0.3%減)、営業利益は9億2500万円(18.9%減)、経常利益は11億円(8.3%減)、当期利益は5億4000万円(15.6%)と下方修正した。

修正理由は、営業利益で売上総利益率の高い小売事業の売上高が減少し、売上総利益が第3四半期以降減少し、第2四半期連結累計期間の計画差を合わせ2億1500万円の減額が予想されるため。

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