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21LADY/赤字幅圧縮、利益面の損失が半減

2008年11月17日 / 決算

洋菓子のヒロタの親会社、21LADYが11月14日に発表した2009年3月期第2四半期決算によると、売上高は18億7200万円(前期比5.7%増)、営業損失1億5500万円(前期は3億6800万円の営業損失)、経常損失1億4700万円(3億7400万円の経常損失)、当期損失1億7300万円(4億2900万円の当期損失)と、赤字幅が圧縮された。

ヒロタ事業では、主力商品の価格改定、製造販売コストの削減や全面的な経費の見直しなどで前期の原価率を大幅に抑制した。また「ディスカバージャパン」キャンペーンの展開で、全国の食材を発掘・販売に注力。付加価値の高い商品開発に努めた。製造面では食品衛生規格の「HACCP手法支援法に基づく菓子製造過程の高度化計画」の認証を取得した。

出退店状況では、直営店舗2店舗を出店する一方、14店舗の退店させ、既存店の収益力強化に注力した。期末直営店舗数は62店舗(17店舗減)となったが、以前から目標にしていた収益の均衡・平準化は達成できなかった。

通期も大幅な業績好転は期待できず、赤字が続く見通し。このため通期の業績予測が修正されており、修正後の売上高は36億8500万円(2.4%減)、営業損失2億900万円、経常損失1億9900万円、当期損失2億3100万円と当面逆風下の状況が続く。

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