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AOKI/スーツ単価下落の影響などで売上高1.3%減、営業利益24%減

2009年08月07日 / 決算

AOKIホールディングスが8月7日に発表した2010年3月期第1四半期決算によると、売上高は337億4100万円(前年同期比1.3%減)、営業利益18億4700万円(24.7%減)、経常利益20億8500万円(24.5%減)、当期利益9億1400万円(38.8%減)となった。

各事業中、主力のファッション事業では、洗濯機で丸洗いできる「プレミアムウォッシュシリーズ」を核商品と位置づけ、テレビコマーシャルやチラシ、売場作りなどを強化した結果好評を得た。

店舗面では、今後の出店戦略で重要地域の東京都心エリアの銀座への出店を含め14店舗を出店。特に銀座店は、オープン以来多くのビジネスマンが来店し好調に推移しているという。また1店舗を閉鎖し期末店舗数は426店舗(前期末は413店舗)となった。

オリヒカはショッピングセンターの標準型店舗の磨き上げに注力し、都心路面店と初の駅ビルに計2店舗を出店し、期末店舗数は47店舗(前期末45店舗)。カジュアル衣料専門店M/Xは、ことし10月1日にAOKIと合併する準備を進めている。

第1四半期末店舗数は36店舗(前期末37店舗)。新規出店店舗は順調に推移するものの、昨年来の急激な景気減速によるスーツなど1品単価の低下などで既存店が減収となり、売上高は224億6300万円(4.6%減)、営業利益は8億1100万円(56.0%減)となった。

エンターテイメント事業では、カラオケルーム運営事業で接客力向上や店舗美化を徹底。グランドメニュー刷新やシニア、ファミリーなどターゲットを明確にした和風メニューを投入し顧客満足の向上に努めた。

しかし、深夜帯が中心の社会人の集客に苦戦。複合カフェ運営事業は、顧客ニーズを取り入れた高機能パソコンの導入や店舗状況に合わせて施設料金を適正価格へと見直した。

グランドメニュー刷新に合わせ、全店舗で500円ランチの導入で30-50代の社会人の利用が増加し、フード売上が好調に推移した。店舗面では、カラオケルーム運営事業で2店舗、複合カフェ運営事業で4店舗を出店し、18店舗のリニューアルを実施する一方、複合カフェ運営事業で1店舗を閉鎖。

期末店舗数はカラオケルーム運営事業で109店舗(前期末107店舗)、複合カフェ運営事業で113店舗(前期末110店舗)となった。売上高は51億5900万円(1.3%増)、営業利益は2億600万円(161.3%増)となった。

通期は売上高1337億円(1.2%増)、営業利益78億円(19.3%減)、経常利益87億円(17.6%減)、当期利益34億円(2.5%増)を見込んでいる。

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