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アスクル/通期の売上高0.8%減、営業利益15%減

2010年07月01日 / 決算

アスクルが7月1日に発表した2010年5月期決算によると、売上高は1889億9100万円(前期比0.8%減)、営業利益70億1400万円(14.9%減)、経常利益69億1300万円(16.2%減)、当期利益34億8500万円(23.0%減)となった。

売上高は、昨年4月の物流子会社Bizexの取得で増収となったほか、価格競争力の高い商品を扱ったオフィス生活用品が順調だった。オフィス家具は底打ちの兆候が見られるものの厳しい状況となった。

戦略的な販売促進策で客数は増加したが、購入客単価は低下した。

昨年8月にはカタログで戦略商品を値下げし、第2四半期以降の売上高が減少した。販売費・一般管理費はBizexの「ECO-TURN配送」の対象地域拡大による関連費用の増加、業務統合システム稼動に伴うシステム関連費用の増加などで373億6900万円(3.3%増)となった。

また、連結子会社のアスマルが進めている個人向けECサイトの構築に伴う、既存の個人向けインターネット通販事業の固定資産を減損処理したことなどで、当期利益が減益となった。

来期は売上高2000億円(5.8%増)、営業利益80億円(14.0%増)、経常利益80億円(15.7%増)、当期利益30億円(13.9%減)を見込んでいる。

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