流通ニュースは、流通全般の最新ニュースを発信しています。





イオン/3-8月は売上高は0.9%減、経常利益2.1倍の675億円

2010年10月06日 / 決算

イオンはが10月6日発表した2011年2月期第2四半期決算によると、売上高は2兆5051億2100万円(前年同期比0.9%減)で、営業利益621億7500万円(75.2%増)、経常利益675億7200万円(110.7%増)、当期利益336億2800万円(前期は146億8100万円の当期損失)となった。

持分法適用関連会社も含め、国内ではGMS4店舗、SM27店舗を出店、GMS8店舗、SM16店舗を閉店した。海外では、GMS5店舗(中国4店舗、マレーシア1店舗)、SM2店舗(中国、タイ各1店舗)を出店、GMS1店舗(中国)を閉店した。トップバリュの売上高は2150億円(1.2%増)となった。

WAONの期末の決済総額は約3970億円(79.4%増)、同期末におけるWAONの利用可能か所数は約9万4000か所、累計発行枚数は約1590万枚となった。

GMS事業のイオンリテールは、既存店売上高が2.2%減(内訳は、衣料:3.0%減、食品:1.9%減、住居余暇:1.5%減)となった。既存店売上高は、第1四半期(3~5月)が3.5%減となり、第2四半期(6~8月)は0.9%減まで改善し、回復基調にある。

直営荒利益率は、グループの商品機能会社の活用による仕入れ原価の低減や、品揃えの見直し、在庫の適正化に努めたことにより売価変更が縮小するなど、0.4ポイントの改善となった。

前期から引き続き、設備費、人件費を中心にコスト構造の見直しに取り組み、既存店販管費は4.8%減となり、営業利益は大幅増益となった。

小型スーパーの「まいばすけっと」は、35店舗を出店し総店舗数は148店舗となった。出店エリアでの顧客の認知度が高まり、既存店の売上高が堅調に推移した。

持分法適用関連会社のイオン銀行は、8月末時点のインストアブランチが67店舗(うちイオンクレジットサービスが運営する銀行代理業店舗54店舗)、ATM数1663台となり、普通預金口座数約174万口座、預金残高約8933億円、貸出金残高約2271億円と顧客基盤を順調に拡大した。

通期は、営業収益5兆600億円超(0.1%超)、営業利益1500~1600億円(15.2~22.9%増)、経常利益1550~1650億円(19.0~26.7%増)、当期利益490~550億円(57.4~76.7%増)の見通し。

関連記事

関連カテゴリー

最新ニュース

一覧