流通ニュースは、流通全般の最新ニュースを発信しています。





日水/売上高6.9%減、経常利益2.7倍

2009年11月12日 / 決算

日本水産が11月12日に発表した2010年3月期第2四半期決算によると、売上高は2412億2600万円(前年同期比6.9%減)、営業利益38億500万円(52.0%増)、経常利益30億4000万円(2.7倍)、当期利益10億3100万円(前期は20億6900万円の当期損失)となった。

各事業の概況は、水産事業が国内で共和水産を連結子会社化したが、カニ、サケ、マスなど主要魚種の販売数量が減少し、販売価格も下落。棚卸資産の評価損発生がこれに重なった。

海外でも、北米でのすりみなどの生産数量の減少と販売価格の下落があり、南米での漁撈会社の漁獲量減少などもあったため、売上高は857億3200万円(前年同期比171億8900万円減)となり、営業損失は13億5800万円(23億2400万円減)となった。

食品事業は、国内で冷凍食品や常温食品などの売上が伸びたが、コンビニエンスストア向けに納品するチルド食品が低価格化の進行で売上も減少。海外では、欧米で冷凍食品の販売数量が減少したが、中国・山東省の山東山孚日水有限公司の生産収支が好転し、売上高は1308億4100万円(12億2700万円減)、営業利益は26億9100万円(33億5000万円増)の増益となった。

物流事業は売上高57億9700万円(2億1000万円増)、営業利益は9億5100万円(1500万円減)となった。

ファイン事業は売上高117億7400万円(5億4400万円増)、営業利益は24億4600万円(1300万円減)だった。

通期は売上高4800億円(5.0%減)、営業利益85億円(169.3%増)、経常利益70億円、当期利益20億円を見込んでいる。

関連記事

関連カテゴリー

最新ニュース

一覧