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三越伊勢丹HD/4-9月は地方店舗の運営改革で増益

2010年11月09日 / 決算

三越伊勢丹ホールディングスが11月9日に発表した2011年3月期の第2四半期決算は、売上高5799億2100万円(前年同期比6.0%減)、営業利益9億1700万円(前期は4億2500万円の営業損失)、経常利益85億9300万円(25.1%増)、当期利益4億1300万円(90.1%減)となった。
百貨店業の売上高は5401億9700万円、営業利益は23億8800万円となった。
三越銀座店は平成22年9月11日に増床オープンしたが、地方店舗は未だ景気回復の見込が立っておらず、売上高も低迷しており、全社において大幅なコスト削減を進めている。
特に三越地方店舗においては4月に、地元に密着した最適な営業施策を迅速に推進できる体制を整えるため、地域事業会社として分社化した。
新潟エリアでは新潟三越伊勢丹を設立し、新潟伊勢丹と新潟三越を運営。福岡でも10月1日に岩田屋三越を設立し、岩田屋本店、福岡三越、岩田屋久留米店を運営している。2011年4月には札幌丸井三越(仮)を設立する予定だ。
4月には、情報システムの統合と、グループカードの運営を開始することで、顧客の声や情報を活かした品揃えとサービスを実現する基盤を整備した。
本年度内にはシンガポールに6店舗目となるセラングーン店を、2012年には中国に5店舗目となる天津2号店をそれぞれ出店の予定。
通期は売上高1兆2400億円(4.0%減)、営業利益45億円(7.7%増)、経常利益200億円(1.4%増)、当期利益120億円(-)の見通し。

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