流通ニュースは、流通全般の最新ニュースを発信しています。





三城HD/4-9月は不採算店舗閉鎖で増収増益

2010年11月11日 / 決算

三城ホールディングスが11月11日に発表した2011年3月期の第2四半期の業績は、売上高315億5100万円(前年同期比7.3%増)、営業利益15億4200万円(127.2%増)、経常利益15億9800万円(82.4%増)、当期利益8億円(36.0%増)だった。
日本国内の売上高は286億9400万円(9.1%増)、営業利益17億1600万円(122.6%増)。海外の売上高は31億900万円(6.3%減)、営業損失1億2500万円(前期は営業損失9400万円)だった。
三城は、「らくらく君シリーズ」をはじめとする機能性に特化したフレームやレンズの開発を行い、各種の専門誌にパブリシティの掲載を行うなど、新たな市場の開拓に注力した。アフターサービスの徹底と顧客満足の追求を強化し、業態変更や不採算店の閉鎖を進めるなど収益性の改善を図った。
2010年1月に眼鏡小売事業を譲受けた金鳳堂では、商品の見直しや社員教育に注力した。
海外子会社では、アジア圏の人件費が増加傾向にあるが、マレーシアやタイなどは好調に推移した。中国法人では、今後の展開に向けた過渡期と捉え店舗施策の明確化による積極的な退店と地方都市への進出計画を進めた。オーストラリア法人が不採算店の閉鎖を予定通り進めているが、まだ結果が出る段階には至っていない。
通期は売上高607億2800万円(7.9%増)、営業利益9億1200万円(-)、経常利益11億800万円(-)、当期損失1億9000万円(-)の見通し。

関連記事

関連カテゴリー

最新ニュース

一覧