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三城HD/3月期は売上高1.0%減、営業損失1億1400万円

2012年05月15日 / 決算

三城ホールディングスが5月15日に発表した2012年3月期決算は、売上高595億4700万円(前年同期比1.0%減)、営業損失1億1400万円(前期は10億6200万円の営業利益)、経常損失2500万円(16億6600万円の経常利益)、当期損失11億7700万円(4億7300万円の当期利益)となった。

主要子会社の三城は、店頭の眼鏡価格を分かりやすくするために、レンズ込みの基本価格設定にした上で、お客に合わせた提案をしたが、客数が思うようには伸びず、減収減益となった。

金鳳堂は、百貨店自体の震災以降の冷え込みがあったものの、後半徐々に戻りはじめたお客の購買意識に対応し、質の高いサービスと付加価値提案を徹底した。かつての旗艦店であった京橋店を移転オープンさせ、得意先の呼び起こしと、本物志向に対応できる店舗オペレーションや教育などにも力を入れており、店舗売上は増収となった。

海外子会社では、アジア地域は堅調で、特に洪水に見舞われたタイでは前年を上回る利益を出したが、ヨーロッパ地域は厳しい結果となった。オーストラリア法人は不採算店の閉鎖を行う中、損失額は減少した。

来期は、売上高609億700万円(2.3%増)、営業利益25億4300万円(-)、経常利益26億5800万円(-)、当期利益12億1500万円(-)の見通し。

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