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ダイエー/2月期は業務改革推進で営業黒字化も当期損失53億円

2011年04月08日 / 決算

ダイエーが4月8日に発表した2011年2月期決算によると、売上高は9118億100万円(前年同期比6.7%減)、営業利益32億4300万円(前期は11億5600万円の営業損失)、経常損失11億4400万円(47億1400万円の経常損失)、当期損失53億1800万円(118億8500万円の当期損失)となった。
単体の既存店売上高は3%減、粗利益率は28.0%(0.4ポイント増)。部門別売上高は衣料品・身のまわり品879億4700万円(8.1%減)、食料品4275億5300万円(4.6%減)、生活用品1031億4000万円(5.1%減)だった。
「業務改革推進チーム」を中心に、店舗における商品補充、清掃等の定型業務の横断化や集中化を推進した。お客の来店時間帯に合わせたレジの人員配置を実現するため、過去の時間帯別の客数や担当者の業務スピード等を勤務時間管理表に反映させて活用できるシステムを構築した。
SM業態は、「SM業態改革タスク」による実験を通じて、効率改善を追求するために、横断的な作業割付を企図した店内組織の見直しや、自社の食品加工センター機能を最大限活用することによる人時生産性の改善の施策を推進した。 
既存店舗の活性化は、ダイエーで21店、ビッグ・エーで4店の改装を実施、ビッグ・エーで2店を出店した。DS業態は、関東エリアのみで事業展開していたが、次年度以降は新たに近畿エリアへも出店を拡大するため、「DS事業拡大検討タスク」を組成した。
ダイエーで12店、子会社で約180店の閉鎖を実施したが、ダイエーの3店はスクラップ・アンド・ビルドとして、次年度以降の再出店を計画する。また、ネットスーパーの実施店舗を12店舗まで拡大した。
来期は売上高8900億円(2.4%減)、営業利益50億円(54.2%増)、経常利益12億円(-)、当期損失125億円(-)の見通し。

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