流通ニュースは、流通全般の最新ニュースを発信しています。





日本調剤/3月期の売上高14.1%増、営業利益34.8%増

2011年05月05日 / 決算

日本調剤が5月2日に発表した2011年3月期の業績は、売上高1121億2800万円(前年同期比14.1%増)、営業利益47億8400万円(34.8%増)、経常利益43億5800万円(40.7%増)、当期利益18億2100万円(29.7%増)と増収増益となった。
調剤報酬改定が、グループで推進しているジェネリック医薬品普及・浸透の展開に有利に働いたことで、調剤薬局事業を中心に収益性を高めた。
利益面は、主力である調剤薬局事業の売上拡大と売上原価率の改善等による増益となり、医薬品製造販売事業の収益性改善が進み、大幅な増益となった。
東日本大震災における被害状況では、営業の継続が不可能となったのは、宮城県内1店舗(石巻薬局:津波により損壊)、福島県内1店舗(双葉薬局:東京電力福島第一原子力発電所事故の警戒区域内)の2店舗。
調剤薬局事業では、直営店舗42店舗を出店し、2月に調剤子会社4社(13店舗)を取得した。2店舗を閉局し、年度末では直営店舗317店舗、子会社23店舗、グループ総店舗数は340店舗。
調剤薬局事業の売上高は、1067億1300万円(13.8%増)、営業利益は78億3100万円(25.7%増)となった。
医薬品製造販売事業では、自社製造として、つくば第1工場による製品初出荷を実現し、さらに今後の生産拡大の準備を研究開発と製造設備の両面で積極的に推し進めた。売上高は75億7900万円(53.0%増)、営業損失100万円(前年同期は4億4500万円の損失)となった。
来期の見通しは、売上高は1367億3000万円(21.9%増)、営業利益56億7300万円(18.6%増)、経常利益52億9100万円(21.4%増)、当期利益25億3700万円(39.3%増)を見込んでいる。

関連記事

関連カテゴリー

最新ニュース

一覧