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ベスト電器/3月~5月の売上高11.2%減、営業利益3倍

2011年07月14日 / 決算

ベスト電器が7月14日に発表した2012年2月期第1四半期決算によると、売上高は707億8700万円(前年同期比11.2%減)、営業利益10億6500万円(201.8%増)、経常利益10億1700万円(268.1%増)、当期損失3億500万円となった。
震災とエコポイント需要の反動により、売上高は前年をダウンしたが、5月はアナログ停波に伴う薄型テレビや省エネを重視した冷蔵庫、エアコンなど夏物商品の買い替え需要が喚起された。
また、新中期経営計画の事業戦略の一つである新スタイル店舗「B・B」を札幌本店、岡山本店を含め、この期間中に6店舗展開したことにより、直営既存店においては前年を上回ることができた。  オール電化商品の販売強化のため、今期より新設した環境ビジネス推進部は、新たにオール電化ソリューション営業所を主要11拠点で展開し、各拠点5名の専任者を配置したうえ、法人営業部と連携を深め、その取引企業とのアライアンス事業を強化している。
また、環境対策商品の取扱いを拡大させた「ソララベスト」事業においても、福岡県環境部と協力して、地球温暖化対策に関する啓発を推進するため「ソララベスト&エコトン エコプロジェクト」をB・B香椎本店を中心に福岡県下の店舗で推進している。
ビックカメラとの業務・資本提携に伴う共同出資会社B&Bの業績は着実に伸長しており、共同取り組み商品においても粗利益高の確保に大きく貢献している。
経費面においても、一昨年より取り組んできた「CO2削減アクション計画」を更に強化推進した結果、電気料金および電気使用量とも約10%の削減できた。今後もこの取組みを継続し、光熱費を中心に更なる経費削減を図る。
以上から、売上高は、事業再構築計画のもと前連結会計年度に店舗閉鎖を実施したため前年同期を下回ったものの、直営既存店の伸長により計画を大幅に上回ることができ、営業利益は、大幅な増益となった。
通期予想は、売上高2740億円(19.6%減)、営業利益30億円(56.3%減)、経常利益19億円(67.5%減)、当期利益4億8000万円(54.6%減)を見込んでいる。

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