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西松屋チェーン/3~11月は売上高0.9%増、営業利益29.0%減

2011年12月16日 / 決算

西松屋チェーンが12月16日に発表した2012年2月期第3四半期決算によると、売上高910億9000万円(前年同期比0.9%増)、営業利益51億8100万円(29.0%減)、経常利益53億8000万円(28.0%減)、当期利益26億2700万円(38.6%減)となった。
郊外を中心に27店の新規出店を行い、店舗網の拡充を図った品揃えでは、他社との差別化を図るため、27店のうち21店については売場面積を300坪型とし、店舗の大型化に継続して取り組んだ。期末の店舗数は791店となった。
衣料部門は、ベビー・子供の肌着やパジャマなどの実用衣料は比較的堅調に推移したが、マタニティ用品は不振だった。アウトウエアにおいては気温の低下が遅れたことなどにより秋・冬物商品の立ち上がりが遅れ、苦戦した。
雑貨部門は、大型育児用品において自社開発のベビーバギーが好調だったが、ベビーベッドなどでやや苦戦する結果となった。
売上総利益は、売上面での伸び悩みや、衣料品を中心に中国からの輸入商品の調達コストが上昇したことや晩期在庫処分の値下げが増加したことなどで売上総利益率が低下したこともあり、1.7%減となった。
販売費・一般管理費は、継続して固定費の削減に取り組んだ。
通期は、売上高1244億6800万円(5.6%増)、営業利益73億5400万円(9.8%減)、経常利益76億300万円(9.5%減)、当期利益38億3100万円(19.4%減)の見通し。

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