流通ニュースは、流通全般の最新ニュースを発信しています。





西松屋チェーン/2月期は出店コスト増加で増収減益

2011年04月04日 / 決算

西松屋チェーンが4月4日に発表した2011年2月期決算によると、売上高1178億7100万円(前年同期比0.1%増)、営業利益81億5500万円(10.9%減)、経常利益83億9700万円(10.7%減)、当期利益47億5500万円(11.2%減)となった。
既存店増収率は、6.4%減。商品別売上高は子供衣料422億5200万円(0.8%減)、育児・服飾雑貨572億5100万円(1.3%増)、ベビーマタニティー衣料180億9700万円(0.7%減)、その他2億7000万円(22.1%減)だった。
新規出店時の標準売場面積を従来の200坪、250坪から300坪へ完全移行し、店舗の大型化に継続して取り組むとともに、リプレースなどで旧来型の店舗を3店閉鎖した。新規出店は65店で、これにより期末の店舗数は767店舗となった。
商品面では、新たな客層の拡大が見込める部門として、小学校高学年までの子供を対象にした低価格商品について、売場面積の拡大と連動してさらなる品揃えの充実を図った。中国を中心に直輸入を増やし、プライベートブランド商品の割合を高めることで、品質と価格の両面において他社との差別化を図った。
直輸入の拡大と為替レートの円高効果とともに、在庫管理制度の確立による店舗在庫の適正化に伴い、値下げロスが削減され原価率が改善されたことで、売上総利益率は上昇した。
利益面では売上総利益率の改善はあったものの、売上高が前期並みとなったことや新規出店に伴うコストの増加などで減益となった。
来期は売上高1307億1100万円(10.9%増)、営業利益94億2700万円(15.6%増)、経常利益96億7200万円(15.2%増)、当期利益50億5400万円(6.3%増)の見通し。

関連記事

関連カテゴリー

最新ニュース

一覧