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米国コーチ/2013年度第3四半期は売上高7%増

2013年04月24日 / 決算海外

米国ラグジュアリー・ブランドのコーチは4月23日、2013年度第3四半期の売上高が11億9000万ドル(前年同期比7%増)となったと発表した。

恒常通貨ベースの売上高は10%増。純利益は2億3900万ドル(6%増)、希薄化後1株当たり利益(EPS)は0.84ドル(10%増)となった。

営業利益は3億4800万ドル(3%増)で、営業利益率は29.3%(1.1ポイント減)となった。売上総利益は8億8000万ドル(8%増)だった。

売上総利益率は、前年同期の73.8%から35ベーシスポイント上昇の74.1%となった。販管費率は、アジアでの小売事業の経営権取得の影響を受け、対売上比で前年同期の43.3%に対して44.8%と上昇した。

北米全体の売上高は、7億9200万ドル(7%増)。北米の直接販売は既存店売上が1%増で、全体として8%増となった。POSベースでは、北米の百貨店売上が出荷高の微増により前年をやや上回った。

海外の売上高は、3億8200万ドル(6%増)で、恒常通貨ベースでは14%増だった。中国の業績が引き続き非常に好調で、総売上は40%の伸びを示し、既存店売上も二桁成長となった。海外卸売先への出荷高はやや減少したが、POSベースの売上トレンドは引き続き堅調だった。日本の売上は、恒常通貨ベースで前年並み、ドルベースでは円安の影響で前年比14%減となった。

第3四半期中、コーチは北米に小売店舗1店を出店、5店を閉店し、メンズ専門ファクトリー店舗2店を出店した。

期末の北米の総店舗数は、小売店舗352店、ファクトリー店舗191店。中国では同四半期中に記念すべき100店目を中国本土に出店し、総店舗数は118店となった。日本では2店を閉店し、総店舗数は191店となった。コーチの直営店舗数は、シンガポール7店、台湾27店、マレーシア10店、韓国49店。

2013年度9か月間では、売上高は38億5000万ドル(7%増)で、恒常通貨ベースの売上高は8%増となった。純利益は8億1300万ドル(3%増)、EPSは2.84ドル(6%増)となった。

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